企業が存在する理由を考えたことはありますか?
この記事では、指標やデータを分析するよりも前に、みなさんに理解していてほしいことについてお伝えします。
あたりまえですが、企業が存在する理由は利益を生み出すためです。利益を生み出すことで企業の資産は増えて、さらに多くの利益を生み出すことが可能になります。
目次
良い経営の基本
いい経営を一言で表すなら、
できるだけお金を使わずにできるだけ多くの利益を得る。
ということになります。本当にそれだけです。
投資先の企業を選ぶ時は、インフルエンサーなどからのノイズのような情報に惑わされずに判断するために、この基本を常に意識しましょう。
財務諸表は経営を写し出すレントゲン
企業がどんなお金の使い方をしているのか、収益は増えているかなどを確認し、効率のよい経営ができているかどうかを判断するために、私たちは財務諸表を見ます。
財務諸表は大きく分けて3つ
財務諸表とは、貸借対照表(バランスシート,B/L)、 損益計算書(P/L) 、キャッシュフロー計算書の三種類の資料をまとめた呼び方です。
貸借対照表からは、企業の安定性を判断することができます。
損益計算書からは、収益性、稼ぐ力を分析することができます。
キャッシュフロー計算書からは、資金の流れを読み取ることができます。
この記事では詳しく書きませんが、投資をするうえで必要不可欠な資料ですので読めるようになりましょう。
投資とは、長期にわたって価値が増大する資産を買うことである。
本質的な価値が大きくなっていく物を買うことを投資といいます。投資の定義は人によって考え方が異なる部分です。
私は、投資とは長期にわたって保有することが前提と考えているので、短期投資やトレードというのはギャンブルと同じものとして考えています。
株価は、短期的には市場の心理、人気かどうかで動きます。その企業の価値は1日や2日で変動するものではないのにも関わらずです。この値動きから利益を取ろうとするのは、どの株が次の日に一番人気があるか当てる、というギャンブルをしていることと変わりません。トレードで生活することとパチプロになることは同義なのです。
しかし、長期的には、株価は企業の価値、稼ぐ力を評価しそれに連動します。
私たち投資家は、企業価値を軸に投資することによって、長期的に確実に利益を得るのです。
長期的に価値が増大する企業、つまり、効率よく利益を増やし続ける企業に投資することを目標とすべきなのです。
自分の頭で考え、根拠がある投資をしましょう。
長期的に株を保有するにあたって、値動きによって不安になったり売りたくなってしまうことがあると思います。
それを避けるためには、自分で考え納得したうえで、長期にわたってその企業とともに資産を成長させるという心構えが大切になります。
あなたが投資しようとしている企業には一生付き合っていくだけの価値はありますか?
安心して命の次に大切なお金を預けることはできますか?
身の周りにはあなたの投資判断を惑わす要因がたくさんあります。ニュースやYoutube、SNSで活躍するインフルエンサーなど、ごみのような情報であふれています。(一部を除いてほとんど)
そんな情報に振り回されないように、今回お伝えした心得を常に意識して、自分の判断に絶対的な自信をもって投資していただければと思います。

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