私はテクニカル分析否定派です。その理由と、デイトレードをするべきではない理由をお伝えします。
目次
投資の本質とは
投資の本質とは、それ自体の価値が増大するものを買うことです。
たとえば、企業が成長して大きくなれば、より多くの雇用と利益を生み出すため、企業の成長とともに企業の価値も増大します。
土地や建物に投資する場合、時間がたっても土地や建物自体は変わりませんが、周りの人口や経済状況が変わります。不動産投資をするということは、本質的には、その地域の経済成長に対して投資するということになります。
このように、価値が増大するものを買うということが投資であると私は考えています。
投資という観点からみればデイトレは投資ではありません。なぜなら、一日で急に企業の価値が増大するということは、まず考えられないからです。
トレードと投資は全く別のものとして考えなければいけません。
デイトレーダーが存在することによる社会的メリット
では、トレードをすることによって社会的にどんな影響を与えるのでしょうか?
まず、トレーダーは流動性を生み出します。流動性とは、換金しやすさのことです。
私たち”投資家”はトレーダーが存在するおかげで好きなタイミングで売買することができます。
そして、トレーダーは精神的に不安定な傾向があるので、企業の価値を過大評価したり過小評価したりします。
それによって私たち”投資家”は、企業の価値よりも安く株を買うことができたり、企業価値以上の価格で売ることができたりします。(株価が企業価値以上になったからといって必ず売るわけではないが)
トレーダーが存在することは投資家にとって好都合
以上の理由から、トレーダーが存在することによって投資家側に大きなメリットがあります。
市場のトレーダーが情緒不安定であればあるほど、私たちにとってその恩恵は大きいです。
もしあなたが投資を始めたばかりで、テクニカル分析を学ぼうと思っているなら、今すぐやめるべきです。
“投資家”として論理的なアプローチをしていくことが、金持ちになることへの近道です。
トレードは短期的には稼ぎやすい
レバレッジをかけたトレードは一日で資金が倍になることがよくあります。
できるだけ早くお金が欲しいと思うのは全人類共通だと思います。
ただ短期的な利益を期待してトレードすることはパチンコと変わりません。
あなたは、友達がパチンコで10万勝ったからと言って、自分もしようとは思いませんよね。
それでもトレードをしたいのであればギャンブルとして楽しんでいただければと思います。
亀の歩みでゆっくり資産形成する
私たちはゆっくりでも確実に資産を育てなければいけません。
相場の動きに翻弄されて焦って稼ごうとすると資産は減っていきます。
投資対象の本質的な価値というものを常に捉えることを意識して資産形成していきましょう。
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