現物取引とは、自己資金で買える範囲で買う投資のことです。それに対して、借金をして株を買うことを信用取引といいます。レバレッジをかけるとも表現されます。
信用取引をすることによって現物投資よりも多くの株を買えますから、より多くのリターンを得ることができます。しかし、それだけ損失も大きくなる可能性が高くなります。
早く資産を増やそうとして信用取引を使うことはおすすめできません。
また、現物取引でも十分リターンを得ることができます。
目次
信用取引は損失のリスクも上がる
投資において最も重要なことは損失がでる可能性をできるだけ低くすることです。
信用取引をするということで大きな損失が出る可能性が高くなります。
大きなリターンを得ることよりも大きな損失を出さないことのほうが重要です。なぜなら、私たちにとって資産は血であり、武器であるからです。資産が減れば将来的なリターンは減ります。
リターンが多少減っても資産が減ることは避けなければいけません。
信用取引はトレーダー向け
短期で小さな値幅を狙うトレーダーは信用取引を使います。そうしないと十分なリターンが得られないからです。
私は、投資とは長期的に価値が増大するものを買うことと定義しています。
そのため、長期で保有することが前提です。1日や1週間の間に企業の価値が変動するということはまず考えられないので、トレードは私の定義では投資ではありません。
現物取引で大きなリターンを得る方法
株価というのは、長期的には企業の価値に連動しています。
企業の価値というのは、収益性、資産大きさ、成長性によって決まります。
そのため、収益性が高く、継続的に成長し続けることができるビジネスモデルを持っていて、債務が少ない企業を買えば長期的に大きなリターンを得ることができます。
長期投資というのは、短期投資よりも値幅が大きくなるので、信用取引をしてしまうともし株価が下落した時にロスカットされてしまいます。
現物であれば倒産しない限り大丈夫なので、将来性のある企業が成長するまで保有し続けることができます。
信用取引をするのではなく入金力を上げるべき
投資に使える資金が少なく、リターンがあまりおいしくないという方も多いと思います。
投資というのは、あくまでも本業のプラスαであることを認識すべきです。安直に信用取引をするのではなく、日々の支出を減らし、収入を増やすことで余剰資金を確保することが先決です。
時間という資本を有効に使うことができれば、あなたの資産は複利で増加していきます。
短期的な信用取引を繰り返すのではなく、現物で長期投資することによって、堅実でかつ確実に複利を利かせて資産を増やすことができます。
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